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 循環型社会形成に向けて3R関連情報の必要性がますます高まっています。このような状況を踏まえ,多様な環境リサイクル関係の情報、知識を分かりやすく情報発信するために、141号をもって廃刊致しました定期刊行物「クリーンジャパン」に代わり、「クリーン・ジャパン・ニュースレター」を刊行することになりました。また、インターネットを利用した情報伝達が急速に普及する中、3R情報を体系的に整理しデータベース的な役割を担うよう「ホームページ」をリニューアルしました。これら二つの媒体を有機的に活用することにより皆様により高度な循環型社会の形成に向けて必要となる情報を提供していく予定です。
※本紙はホームページにも掲載予定です。各記事の詳細はホームページ上でリンク可能となります。

 使用済自動車の不法投棄・不適正処理への対応を図るために、それらのリサイクルを義務付ける「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)が、7月5日成立、同12日公布された。平成16年末にも使用済自動車の引取、リサイクル義務等が施行される見通し。法律の仕組みは以下のようになっている。
1)自動車所有者:
 新車購入時にリサイクル費用を支払う。なお、法律施行前に購入した自動車については最初の車検時までに支払う。使用済自動車は販売店等が引き取る。
2)自動車製造業者・輸入業者:
 使用済自動車から発生するフロン類、エアバッグ及びシュレダーダストをフロン回収業者、解体業者から引き取りリサイクル等を行う。
3)フロン類回収業者:
 使用済自動車からフロン類を適正に回収し、自動車製造業者等に引き渡す。この時、回収費用を自動車製造業者等に請求する。
4)解体業者・破砕業者:
 使用済自動車のリサイクルを適正に行い、エアバッグ、シュレダーダストを自動車製造業者等に引き渡す。この際、エアーバッグの回収費用については自動車製造業者等に請求する。
http://www.meti.go.jp/policy/automobile/index.html
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 循環型社会の構築に資するために、当センターでは平成14年度において、経済産業省からの受託、日本自転車振興会の補助を受けて「再資源化技術開発事業」、「調査研究事業」、「廃棄物の発生抑制・リサイクル(3R)情報の提供」、「啓発・普及事業」を行います。また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの受託事業を推進するとともに自主事業を充実します。
再資源化技術開発事業

○実証プラント事業
(自主事業)
 ・カーペット廃材再資源化(平成12年度採択)
 ・石炭灰の造粒化(平成13年度採択)
○廃棄物等用途開発・拡大事業(経済産業省委託事業)
○NEDO事業
 ・熱硬化性樹脂などの液相分解法によるモノマー・化学原料へのケミカルリサイクル技術の開発

クリーン・ジャパン・ニュースレター No.1 2002.82

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