廃棄物の発生抑制、再生利用の推進により資源の効率的な利用・循環を促進し、もって環境の保全、経済の振興、持続可能な社会を実現することを目的として活動しています。
cjc
当センターは、経済産業省の支援を得て廃棄物の発生抑制、再使用、再利用に寄与する優れた技術開発等の事業を広く公募・表彰することにより、その奨励・普及を図る「資源循環技術・システム表彰」を実施しています。現在、平成14年度案件を募集しているところですが、平成13年度の受賞企業及び受賞テーマの概要について紹介します。
◆募集状況
:平成13年7月に応募要領を全国の自治体、商工会議所、主要業界団体等に配布するとともにホームページ等に掲載して募集したところ、全国から24件31社の応募がありました。
◆審査結果
:応募案件について審査委員会(委員長:平岡正勝 京都大学名誉教授)で慎重に審査を行った結果、以下のように決定しました。
平成13年度「資源循環技術・システム表彰」受賞一覧
● 経済産業省産業技術環境局長賞(3件5社)
受 賞 企 業 名
受 賞 テ ー マ
◇トヨタ自動車株式会社
地域社会と連携した広域廃棄物リサイクル事業
◇日本鋪道株式会社
◇新日本製鐵株式会社
環境・水道事業部・環境プラント技術部
◇釜石市清掃工場
ごみ溶融スラグのアスファルト混合物用細骨材への利用
◇帝人株式会社
工場排水の酢酸回収処理システム
● 財団法人クリーン・ジャパン・センター会長賞(9件10社)
◇松下電器産業株式会社半導体社砺波工場
アンモニア含有廃液の肥料等としての利用
◇川崎製鉄株式会社千葉製鉄所
◇日本電気株式会社LSI製造本部
洗浄用薬剤フッ硝酸のカスケード利用・リサイクル技術
◇鹿島道路株式会社
プラント方式でのセメント・フォームドアスファルト工法による路盤材再生
◇日本ドラム缶更生工業会
ドラム缶の経済的リユース
◇株式会社ハードオフコーポレーション
中古品リユースに関する新しいビジネスシステムの開発
◇富山日本電気株式会社
全員参加による廃棄物削減(3R)活動
◇日本電気株式会社NECラボラトリーズ
高効率フッ素排水処理技術の開発・実用化
◇前田建設工業株式会社
現場発生土のリサイクルを実現した流動化処理プラント
◇大東商事株式会社
廃スプリングマットレス剥離解体装置
※詳細はCJCホームページ(
http://www.cjc.or.jp/
)をご覧ください(担当:鎌田、橋本)。
リサイクル関連開発に従事する研究者・技術者等への研究奨励を目的として、平成8年度に「リサイクル技術開発本多賞」が創設されました。以来回を重ね、平成13年度で6回目の表彰となりました。「第6回リサイクル技術開発本多賞」は、平成13年7月9日から9月28日までの期間で募集が行われ、計10件の応募がありました(技術報文5件及び研究報文5件)。これらに対し、当センター内に設置された選定委員会において、報文評価、業績評価、推薦者評価をふまえた厳選なる審査を行いました。その結果、技術報文について下記の2件が選定され、平成14年1月24日に表彰式が行われました。
◆高含水建設搬出土の改良システムの開発
グループ応募:代表者 勝又正治氏
前田建設工業株式会社 技術本部 技術研究所
◆水蒸気ヒートポンプによる省エネルギー蒸発脱水技術
個人応募 :日野俊之氏
鹿島建設株式会社 技術研究所 環境技術研究部
※CJCホームページ(
http://www.cjc.or.jp/
)をご参照下さい(担当:竹下)。
クリーン・ジャパン・ニュースレター No.1 2002.8
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