環境リサイクル情報センターより

「銅系非鉄金属スクラップの高度分離・選別技術に関する調査研究」報告書の紹介(8/26)

国内発生銅スクラップの約30%、市中回収スクラップに限定するとその約40%が中国等に輸出されている(2005年)。貴重な国内資源である銅系スクラップの国内資源循環システムを再構築し、海外への流出を防止することを目的として、国内で使用できる品質の銅を低コストで分離・選別する技術について調査した。
世界金融危機の影響により銅の需給、資源価格が2008年後半に大きく変動した。銅系スクラップの流れも変わろうとしている。回収された銅スクラップの流通のルート、輸出の推移、銅価格の推移及び、銅製錬のプロセスの現状等の銅系非鉄金属のリサイクルの現状を踏まえて課題を整理した。

1.廃家電製品からの銅の分離・選別技術に関する調査
家電リサイクル施設における家電4品目の手解体・手選別、残部の機械破砕後の非鉄金属分離システムを調査した。また、各部品に含まれている銅の使用量を目安に各部品の銅と鉄の分離の問題点を調査した。

2.廃自動車から回収された銅系スクラップからの銅の分離・選別技術に関する調査
自動車解体施設における銅含有部品及びハーネス類の破砕前の取り外し状況並びに自動車破砕施設における非非鉄金属の分離・選別の状況について調査した。

3.廃家電・廃自動車に係る銅の分離・選別技術の統合化の検討
ミックスメタルから銅を国内で利用できる品位に高めた非鉄金属の分離・選別技術の最新動向を調べ、今後技術開発を推進すべき分離・選別技術やその促進の社会システムについて検討した。
そのうち、家電リサイクル施設からでるミックスメタルは物量が少ないので、個別の施設で対応するのでなく、ソーター式選別技術を使った集合処理について検討した。

  • 複数プラントのミックスメタルを集め銅を高品位に選別するための集合処理プラントの設置
  • 被覆付配線を受入られるような銅製錬所、伸銅メーカー側での設備改良
  • 自動車系ミックスメタル選別施設への家電系ミックスメタルの合流処理
  • 高品位銅の分離・選別による伸銅での利用の拡大

整理No.[CJC-0901]

KEIRIN
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