cjc | 6月号-5
 
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3Rの実施状況

平成17年度食品産業における環境自主行動計画のフォローアップ 農水省

 農林水産省は、4月27日、食品産業14団体が策定している環境自主行動計画について、平成17年度の実施状況の把握 等を行うため、環境自主行動計画フォローアップチームによるフォローアップを実施し、そのとりまとめ結果を公表しました。
  廃棄物対策では、業界として具体的な数値目標を定め目標達 成に向けた取組みを進めている団体は9団体で、残る4団体においても自主的な対策の推進が図られています。最終処分量の 減少、再資源化率の向上、排出量の抑制について、ほとんどの団体においてすでに2010年の目標値を達成するなど、取組みは順調に推移しています。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060427press_4.html

容器包装にかかわる3R推進団体連絡会の結成

 平成18 年3 月28 日、容器包装に係るリサイクル8団体が、「容器包装に係る3R推進自主行動計画」の概要を発表しました。
  自主行動計画における容器包装の3R推進の目標、取り組み内容等は、基本的に素材ごとに関係団体が策定し、実行するが、消費者への普及啓発や各種調査・研究事業等、共通するテーマも数多くあり、共同で取り組みを進めればより大きな効果が期待されるので、「3R 推進団体連絡会の結成」し、相互に連携・調整を図りつつ、自主行動計画の推進・フォローアップを行うこととしています。

http://www.steelcan.jp/3r/index.html

家電メーカー各社による家電リサイクル実績の公表

 特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づき、製造業者等により1 年間(平成17年4月1日~平成18年3月31日)に実施された家電リサイクルの実績について、家電メーカー各社及び財団法人家電製品協会から公表されました。
  廃家電のうち、平成17年度に家電メーカー等の家電リサイクルプラントに搬入され、処理されたものについては、全社において法定基準を上回る再商品化率が達成されました。全体では、エアコンで84%(法定基準60%)、テレビで77%(同55%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で66%(同50%)、洗濯機で75%(同50%)と、法定基準を上回る再商品化率が達成されています。

http://www.meti.go.jp/press/20060526001/20060526001.html

平成18年版循環型社会白書

 平成18年版循環型社会白書(「平成17年度循環型社会の形成の状況」及び「平成18年度循環型社会の形成に関する施策」) が、5月30日に閣議決定され、公表されました。
  今回の白書のテーマは「世界に発信する我が国の循環型社会づくりへの改革-我が国と世界をつなげる「3R」の環-」で、この十数年に行ってきた政策改革の内容を中心に、我が国の廃棄物・リサイクル対策の経験を取りまとめるとともに、国際的にも循環型社会を形成していくため、「G 8・3Rイニシアティブ」を端緒に、国際的に広く展開されることが求められる3Rの取組について、我が国の基本的な考え方を紹介しています。

http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/18info/03.html

使用済み家電4製品のリサイクル実績(平成17年度)
  エアコン テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機
指定引取場所での引取台数 (千台)
1,989 3,857 2,820 2,952
再商品化処理台数 (千台)
1,990 3,852 2,807 2,950
再商品化等処理重量 (トン)
85,814 107,993 162,419 92,801
再商品化重量 (トン)
72,585 83,530 108,284 69,664
再商品化率 (%)
84% 77% 66% 75%
【参考】再商品化率の法定基準 (%)
60% 55% 50% 50%
(資料:経済産業省、環境省)
* 家電リサイクル法に基づき、家電メーカー等及び指定法人が1年間(平成17年4月1日~平成18年3月31日)に再商品化等を実施した総合計の状況
* 再商品化処理台数及び再商品化等処理重量は平成17年度に再商品化等に必要な行為を実施した廃家電の総台数及び総重量
* 値はすべて小数点以下切捨て
* 上記の指定引取場所での引取台数及び再商品化処理台数には、管理票の誤記入等により処理すべき製造業者等が確定していないものは含まれない

古紙回収率・利用率の推移

 古紙のリサイクルを推進している(財)古紙再生促進センターが、紙・パルプ統計年報及び月報のデータをもとに、古紙回収率・利用率等を発表しました。回収率が2005年で70%の大台に達しています。

古紙の回収率・利用率の折れ線グラフ
資料:(財)古紙再生促進センター(紙・パルプ統計年報及び月報)

家庭ごみ全体に占める中の容器包装廃棄物の割合(平成16年)

 環境省が、家庭ごみ全体に占める中の容器包装廃棄物の割合のデータを公表しました。
  容積比では、プラスチック容器包装が家庭ごみ全体の4割を占めるのを筆頭に容器包装全体で6割を占めています。

容積費と湿重量比の円グラフ
(資料:環境省 「平成18年版 環境統計集」)




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