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cjc | 10月号-2
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<平成19年度資源循環技術・システム表彰表彰式>
10月5日、科学技術館サイエンスホールにおいて経済産業省産業技術環境局石田徹局長及び前田正史審査委員長
(東京大学生産技術研究所所長・教授)のご列席のもと資源循環技術・システム表彰表彰式を行いました。
この表彰制度は、当センターが経済産業省のご後援を得て実施しているもので、
廃棄物の発生抑制、使用済み物品の再使用、再生資源の有効利用に資する優れた事業や取り組みを広く募集し表彰することにより、
その奨励・普及を図ることを目的としています。
今年度は32件の応募があり、厳正な審査の結果、経済産業大臣賞の受賞はありませんでしたが、
同省産業技術環境局長賞5件、当センター会長賞6件及び奨励賞6件の17件について表彰いたしました。
局長賞5件についてその概要を紹介いたします。
先ず、株式会社 伊藤園様が受賞された「茶殻リサイクルシステム」は、堆肥や飼料などへの再利用が殆どであった、
飲料工場で発生する水分を多量に含んだ茶殻について、乾燥に要するエネルギー消費を抑えるため、
輸送方法や腐敗防止技術を開発し、茶殻の持つ抗菌・消臭機能を活かした茶殻配合製品(畳、茶配合ボード、ベンチなど)
を飲料工場及び各々の製品工場が連携して製品化したものです。
次に、住友金属工業株式会社 和歌山製鉄所様が受賞された「製鋼スラグの加圧式エージング技術の開発」は、
製鋼スラグをリサイクル品として使用するためのエージングといわれる未反応生石灰を水と反応させ処理する方法について、
処理時間・処理コスト・操作性・処理敷地などを大幅に低減・改善した設備を開発し、時間や敷地制約による再利用阻害要因を一掃できています。
次に、JFE環境株式会社様が受賞された「蛍光管リサイクルシステムの開発」は、
使用済み蛍光管について、さまざまな固有の分離・回収技術を開発し、
破砕せず両端の口金を切断した後、必要な処理を行い選別し、ガラス・金属類・蛍光粉・水銀などを回収し再資源化しているものです。
次に、全国漁業協同組合連合会様が受賞された「貝殻を利用した魚礁“JFシェルナース”による水産資源回復への取り組み」は、
養殖牡蠣などの廃棄貝殻を現地で選別し、そのままメッシュパイプに充填して鋼材枠などに組み込み、
魚礁部材として海に沈設し漁場造成に実効をあげているものです。
最後の、富士ゼロックス株式会社様が受賞された「アジアパシフィック地域における
“100%再資源化”国際資源循環システムの実践」は、日本国内で実践している使用済み複写機等の
再資源化システムをインフラの整っていないアジアパシフィック地域のタイを拠点にして展開し、
再生資源の有効利用を実現しているものです。
受賞テーマ及び各受賞者は以下のとおりです。
●平成19年度「資源循環技術・システム表彰」表彰一覧
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【経済産業大臣賞】該当なし |
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【経済産業省産業技術環境局局長賞】5件4社1団体 |
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【財団法人クリーン・ジャパン・センター会長賞】6件6社 |
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【奨励賞】6件8社 |
計 17件 18社 1団体(申請件数 32件35社3団体) |
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Ⅰ
.
会
長
賞
以
上 |
番号 |
申請者 |
申請テーマ |
賞区分 |
1 |
株式会社伊藤園 |
茶殻リサイクルシステム |
局長賞 |
2 |
住友金属工業株式会社 和歌山製鉄所 |
製鋼スラグの加圧式エージング技術の開発 |
局長賞 |
3 |
JFE環境株式会社 |
蛍光管リサイクルシステムの開発 |
局長賞 |
4 |
全国漁業協同組合連合会 |
貝殻を利用した魚礁「JFシェルナース」による水産資源回復への取り組み |
局長賞 |
5 |
富士ゼロックス株式会社 |
アジア・パシフィック地域における「100%再資源化」国際資源循環システムの実践 |
局長賞 |
6 |
キヤノン株式会社 |
インクジェットプリンタにおけるプラスチックリサイクルシステムの開発と将来展開 |
会長賞 |
7 |
NECアクセステクニカ株式会社 |
廃製品の廃棄物発生・排出”ゼロ”を実現したADSLモデムの回収・リサイクル事業 |
会長賞 |
8 |
飛島建設株式会社 |
建設副産物を再生利用した建設汚泥の再資源化 |
会長賞 |
9 |
株式会社ヤマウラ エンジニアリング事業部 |
高速乾燥技術を用いた玉ねぎ外皮の高機能再資源化技術・装置の開発 |
会長賞 |
10 |
新日石プラスト株式会社 |
シートパレットシステムによる物流効率化 |
会長賞 |
11 |
株式会社東芝 |
24/36kV固定絶縁スイッチギヤの開発 |
会長賞 |
Ⅱ
.
奨
励
賞 |
番号 |
申請者 |
申請テーマ |
賞区分 |
1 |
大和ハウス工業株式会社 |
工場の廃木材を利用した木粉リサイクルデッキ |
奨励賞 |
2 |
TOTO株式会社
原鉱業株式会社 |
衛生陶器屑リサイクル化を見据えた新規リサイクル骨材の開発 |
奨励賞 |
3 |
香川松下電工株式会社
住友大阪セメント株式会社 高知工場 |
木質内装収納部材廃木粉のバイオマス燃料化 |
奨励賞 |
4 |
東北電力株式会社 お客さま本部 配電部 |
廃棄プラスチックを利用した「プラスチック製ねかせ」の開発 |
奨励賞 |
5 |
富士ゼロックス株式会社 |
資源循環型カラー複合機における新商品、DocuCentre C2100の導入と普及 |
奨励賞 |
6 |
大和ハウス工業株式会社 |
移設可能な建築物 |
奨励賞 |
<平成19年度 3R先進事例発表会>
10月5日、科学技術館サイエンスホールにおいて「3R先進事例発表会」を開催しました。OA(コピー)用紙のリユースシステム、
プラスチックのマテリアルリサイクル、ホウ酸の回収リサイクルシステム、
並びに経済産業省の3R政策の動向、資源エネルギー庁のバイオ燃料導入政策の各テーマについてご講演戴きました。
3Rの最新の情報を発信できたのではと思います。
<平成19年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰式(3R推進協議会)>
リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進協議会(会長:細田衛士 慶應義塾大学経済学部教授、
事務局:財団法人クリーン・ジャパン・センター、財団法人日本環境協会)では、
3Rの推進に率先して取り組み、顕著な実績を挙げている個人・グループ・学校・事業所等を表彰する
「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」を実施しています。
本年5月に推薦機関(3R協議会会員団体、都道府県、政令市、中核市、特別区、及び建設副産物対策地方連絡協議会)
を通じて候補を募集したところ、全国から多数の推薦がありました。
応募案件について審査委員会(委員長:木村文彦 東京大学大学院工学系研究科教授 他14名)で審査を行い、受賞者を決定、
10月24日(水)、東京・霞が関の東海大学校友会館において表彰式が挙行されました。
当日は、内閣総理大臣賞を受賞したセイコーエプソン株式会社他の受賞者が出席し、表彰状授与、
総理大臣賞受賞事例の内容紹介等が行われました。
賞の種類 |
表彰件数 |
内閣総理大臣賞 |
1件 |
各大臣賞 |
文部科学大臣賞 |
1件 |
厚生労働大臣賞 |
1件 |
経済産業大臣賞 |
1件 |
国土交通大臣賞 |
5件 |
環境大臣賞 |
1件 |
リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞 |
73件 |
計 |
83件 |
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