次に、パナソニックエコテクノロジーセンター株式会社様が受賞された「使用済冷蔵庫シュレッダーダストの再生・資源化システムの開発」は、廃家電製品からの資源回収に際し、廃棄処分していた混砕樹脂を多く含むシュレッダーダストについて、既存技術・既存設備の最適組合せで回収率向上を図る分別・選別方式改善や、多様な樹脂も回収できる乾式回収システム採用などの技術開発と擬木材用混合樹脂としての用途開拓などを行い、シュレッダーダストからの再資源化率の大幅向上を実現しているものです。 　 いずれの内容も循環型社会の構築に大きく貢献する取り組みと評価できます。 　 各受賞者及び受賞テーマは以下のとおりです。

受賞者 受賞テーマ シャープ株式会社 廃家電回収プラスチックの自己循環型マテリアルリサイクル技術の開発 住友金属工業株式会社 鹿島製鉄所 鹿島選鉱株式会社 ロータリーキルン型RC資源循環炉を用いたパーフェクトリサイクルシステムの確立 パナソニックエコテクノロジー センター株式会社 使用済冷蔵庫シュレッダーダストの再生・資源化システムの開発 エバークリーン株式会社 自動車等に用いるロングライフクーラントのリサイクルシステムの開発 京王電鉄株式会社 事業推進部 京王の食品リサイクルパッケージシステム 株式会社 神戸製鋼所 長府製造所 非鉄金属加工工場における金属資源の最大活用 株式会社 山形メイコー プリント基板製造工程で発生する排水汚泥、廃酸・廃アルカリ液の削減と資源回収 コスモ石油株式会社 製油所余剰汚泥への新規削減技術の適用による発生量削減 環境開発工業株式会社 廃オイルフィルター処理装置の開発 ソニー株式会社 テレビ事業本部 難燃性ポリスチレン材料の自社循環の実現 ダイワスチール株式会社 ＮＴＮ株式会社 鉄鋼ダストの固形化処理装置の開発とリサイクルシステムの構築 横浜ゴム株式会社 ハマタイト事業部 2成分形シーリング材用産廃対策容器e-canの開発・普及と リサイクルシステムの構築

10月9日、科学技術館サイエンスホールにおいて「3R先進事例発表会」を開催しました。第１部は資源循環技術・システム表彰受賞者の中からリサイクル事例として次の9件について受賞者から発表戴きました。 　 「自動車等に用いるロングライフクーラントのリサイクルシステムの開発」エバークリーン(株）、「京王の食品リサイクルパッケージシステム」京王電鉄(株）、「製油所余剰汚泥の新規削減技術の適用による発生量削減」コスモ石油（株）、「プリント基板製造工程で発生する排水汚泥、廃酸、廃アルカリ液の削減と資源回収」（株）山形メイコー、　 「非鉄金属加工工場における金属資源の最大活用」(株）神戸製鋼所 長府製造所、「廃オイルフィルター処理装置の開発」環境開発工業(株）、「使用済冷蔵庫シュレッダーダストの再生・資源化システムの開発」パナソニックエコテクノロジーセンター（株）、「廃家電回収プラスチックの自己循環型マテリアルリサイクル技術の開発」シャープ（株）、「ロータリーキルン型RC資源循環炉を用いたパーフェクトリサイクルシステムの確立」鹿島選鉱（株） 　 第2部は特別講演として経済産業省リサイクル推進課の横山課長による「3R政策の最新動向」、東北大学多元物質科学研究所 中村教授による「レアメタルリサイクルの現状と課題」の各テーマについてご講演戴きました。 　 3Rの最新の情報を発信できたのではと思います。

（3R推進協議会）
　 リデュース・リユース・リサイクル（3R）推進協議会（会長：慶應義塾大学経済学部教授　細田衛士氏、事務局：財団法人クリーン・ジャパン・センター、財団法人日本環境協会）では、3Rの推進に率先して取り組み、顕著な実績を挙げた個人・グループ・学校・事業所等を表彰する「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」を実施しています。
　 今年度も全国から多数の推薦があり、応募案件について審査委員会（委員長：東京大学大学院工学系研究科教授　木村文彦氏、他14名）で厳正な審査を行った結果、下記の各大臣賞18件の他、協議会会長賞89件、計107件の受賞が決定し、10月21日（火）、東京・霞ヶ関の東海大学校友会館で表彰式が挙行されました。

内閣総理大臣賞 サントリー株式会社 京都ビール工場 財務大臣賞 キリンビール株式会社 神戸工場 新日本流通株式会社 文部科学大臣賞 岐阜県立恵那農業高等学校 箕輪町立箕輪中部小学校 印西市立印西中学校 厚生労働大臣賞 エーザイ株式会社 川島工園 大日本住友製薬株式会社 茨木工場 農林水産大臣賞 特定非営利活動法人 地域循環ネットワーク 経済産業大臣賞 株式会社ローソン 国土交通大臣賞 ・島根原子力発電所大型ブロック製作工事　大成・間・中国高圧・鴻池・竹中・不動テトラ共同企業体 ・中国電力株式会社 電源事業本部 島根原子力本部 島根原子力建設所 ・株式会社エネルギア・エコ・マテリア 大成・鹿島・五洋・東亜・鹿島道路・大成ロテック　異工種建設工事共同企業体 大成建設株式会社 東京支店 中央合同庁舎第7号館整備等事業建設工事作業所 鹿島建設株式会社 関西支店 マルイト難波ビル工事事務所 小木曽建設株式会社 株式会社阿部総業 ・秋田県建設交通部建設管理課技術管理室 ・秋田県リサイクルコンクリート製品研究会 環境大臣賞 静岡県企業局 東部事務所

10月18日（土）～19日（日）の2日間、早稲田大学大久保キャンパスで開催された「2008年度全国環境セミナー」（主催：2008年度全国環境セミナー実行委員会、共催：早稲田大学・早稲田大学生活協同組合・全国大学生活協同組合連合会）に出展しました。 　 このセミナーは、大学キャンパスを基点に環境活動に取り組む個人・団体・教職員・学生・生協職員・大学・NPO等が交流し学びあい、新たな活動の発見とステップアップを図ることを目的に開催されたものです。 　 会期中、当センターは、日本における資源の海外依存状況とマテリアルフローから見たリサイクルの必要性、並びに容器包装や携帯電話等身近な品物のリサイクルについてブース展示を行いました。

　 当センターでは、本年12月に開催される、環境に配慮した製品や活動の総合展示会「エコプロダクツ2008」（主催：（社）産業環境管理協会、日本経済新聞社）に出展します。入場料は無料です。多数のご来場をお待ちしております。会期・会場は下記の通りです。
　 会期：平成20年12月11日（木）～13日（日）
　　　　　 10：00～18：00（13日は10：00～17：00）
　 会場：東京ビッグサイト東展示場1～6ホール
　　　　　 （クリーン・ジャパン・センターブースは、東5ホール5005）
　 ◎詳細はhttp://www.eco-pro.com/