本プロジェクトは、東北大学を核としたRtoS研究会が提唱したRtoS(Reserve to Stock)構想―今までリサイクルできなかった金属を「蓄積」と言う概念をいれる事で回収できるようにしようという構想で、例えば、製品中に非常に微量な使用量しかなく、今は回収対象ではない一部のレアメタル類でも、たくさん集めることで「資源」と呼べるようにし、蓄積することで大きな鉱床ともなり得るという考え方―に基づいて、大学と秋田県内の自治体や民間の流通業、非鉄金属製錬企業の連携により、「こでんプロジェクト」として大館市を中心に実験的に行われてきました。秋田県では10月から秋田県全域に拡大、来年3月末までの半年間、公共施設やスーパー、家電量販店など94カ所に回収ボックスを設置し、不要になった小型廃家電を持ち込んでもらう計画です。