ガラスびん
ガラスびんはあきびんを細かくくだいたカレットと、資源(けい砂、石灰石、ソーダー灰)から作られています。
ガラスびんは何度も使うことができるのが、特徴です。
ガラスびんには、2つの種類があります。
リターナブルびん
:何度も使われる(リユース)びん
※リターナブルびんも何度か使った後には使えなくなります。

ワンウエイびん
:一度しか使われないびん

使われているガラスびんの割合

出典:ガラスびんリサイクル促進協議会データ集(2013年)より作成
リターナブルびんマーク
リターナブルびんには、リターナブルびんであることがわかるようにこのマークが付いています。
※一部、このマークの付いていないリターナブルびんもあります。
ガラスびんのリユース、リサイクル
リユース、リサイクルするためには、どうしたらいいの?
- ルールを守り、資源ごみとしてごみ出しする。(リサイクル)
- 集団回収に出す。(リユース、リサイクル)
- お店にもどす。(リユース)
- お店や駅などの回収ボックスに入れる。(リサイクル)
- ポイ捨てをしない。
どうやってリユース、リサイクルされているの?
リターナブルびんは、お店に返されたのち、食品工場や飲み物工場などできれいに洗ってから、もう一度利用されます(リユース)。その後、工場で中身をつめてもう一度お店で売られます。
ワンウェイびんは、おもに市区町村により回収されます。その後、色別に分けて細かくくだかれ(「カレット」といいます)、もう一度「びんの原料」や「びん以外のものの原料」として使用されます(リサイクル)。
ガラスびんが作られてからリユース、リサイクルされるまでの流れ

リターナブルびんは何回リユースされるの?
リターナブルびんがリユースされる回数(2012年)

出典:ガラスびんリサイクル促進協議会データ集より作成
平均 9 回 リユースされています。(2012年)
年々減るリターナブルびんの利用
リターナブルびんは何度も使えるので、新しくびんを作るよりも資源の消費やごみを減らすことができます。
しかし、ペットボトルや缶に比べて重いことや、回収に手間がかかることなどから、年々利用が減っています。
ガラスびんの利用量の変化(2012年)

出典:ガラスびんリサイクル促進協議会データ集より作成
どのくらいリサイクルされているの?
使われたガラスびんの
約 70 % が リサイクルされています。(2013年)
何にリサイクルされるの?
下のグラフは、市区町村などにより回収されたガラスびんが、何に生まれ変わるのかを調べたものです。
ガラスびんからリサイクルされた製品

出典:(公財)日本容器包装リサイクル協会データ集(2012年度)より作成
回収されたガラスびんは、ほとんどが新らしいガラスびんに生まれ変わるんだ。
その他に、道路などにも使われているのね。
ガラスびんのリデュース
ガラスびんは重くて使いにくいという消費者の声にこたえ、ガラスびん関係会社は重さを軽くする努力を続けています。
軽くなるとガラスびんを作るときに使う原料や使うエネルギーが減ります。
また、ごみの量を減らすことができます(リデュース)。
例えば牛乳びんでは2004年に重さを40 %以上も軽くしたびんが登場しました。
2004年

出典:ガラスビンリサイクル促進協議会
動画を見てみよう |
ガラスびん3R促進協議会
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(公財)日本容器包装リサイクル協会
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石塚硝子(株)
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